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開志専門職大学 情報学部の臨地実務実習を行いました。
開志専門職大学 情報学部 2021年度臨地実務実習を行いました。
2021年10月1日~2021年11月5日の5週間
開志専門職大学様の2021年度臨地実務実習を当社にて行いました。
開志専門職大学様では企業で実習を行うカリキュラムが用意されています。
当社では情報学科の2年生を6人お招きし、実習を行いました。
本記事では、その臨地実務実習の様子をご報告します。
臨地実務実習の概要
専門職種の理解を深め、地域の企業や団体、商店街が抱える課題に主体的に取り組み、 学内で身に付けた情報技術による課題解決策を提案するまでの過程を学修する。 実習先企業の業務内容を理解し、他者と協力してデータの流れ(入手、加工、保管)から、 見える課題を把握しその解決法を考察する。実際にデ-タの入手、保管、整理、加工、分析、可視化を 体験することで、課題を解決して、生産性・効率性を向上させる計画を立案・提案することで、 課題解決法を考察する態度と技術を理解する。参考: 【開志専門職大学】情報学部 臨地実務実習
https://kaishi-pu.ac.jp/student/department/ict/training/
実習内容について
実習は5週間にわたり、以下のように行いました。1週目
・オリエンテーション・部門紹介、事業紹介
・課題1.IT企業のSDGsを考えるワークショップ
・課題2.データ分析・課題解決の提案
2週目~4週目
・課題3.WEBサイト制作-現行サイトの課題抽出
-ワイヤフレームの制作
-コンテンツの企画
-デザイン制作
-コーディング
-発表(中間発表と最終発表)
・課題4.会社案内動画制作
・課題5.資産台帳管理システム制作
5週目
・成果物のブラッシュアップ・成果発表準備
・成果発表会
実習のようす
1週目は会社へ出社して実習を行いました。
課題1.IT企業のSDGsを考えるワークショップ
AdobeXDで制作されたSDGs策定用のテンプレート(デザインシンキングの手法を活用)を使用し、
3人1チームでファイルを共有しながら話し合いを進めました。
この後使用するAdobeXDの使用感に慣れてもらうのも一つの目的です。
最後に発表資料を作成し、チームごとに発表を行いました。
情報学科ではいままで授業内でプレゼンを行う場が何度もあったとのこと、
開始2日目でしたが、すでに堂々と発表する姿が素晴らしかったです。
課題2.データ分析・課題解決の提案
3000件ほどある社内のデータを分析しました。
個人情報や重要なデータはあらかじめ削除したうえでお渡ししました。
6人それぞれが効率よく作業できるように、相談して作業分担する姿がありました。
様々な分析方法を調べて試してみて、良かったものは共有しあい、
6人全員が一丸となって課題に取り組んでいく姿が印象的でした。
課題3.WEBサイト制作
まず始めはAdobeXDを使用し、一人ひとりコンテンツやデザインを考えていきました。
ここは得意不得意が見えてきて、苦戦する姿が見られました。
何度か行ったレビュー会で成果物に対してのアドバイスを受けて、さらに良いものを作ろうと試行錯誤していました。
AdobeXDのアニメーション機能を活用してデザイン段階から動きのあるWEBサイトの制作を行っていき、最終段階ではプロに引けを取らないWEBサイトを制作していました。
ここで制作していただいたデザインは、社内サイトにて活用させていただく予定です。
学生の制作したWEBサイトの公開をお楽しみに!
課題4.会社案内動画制作
会社案内の動画撮影から編集までを3人の動画制作チームで行いました。
撮影時の音声、カメラの配置、角度、ピント、キャストの状況など、気を配ることが多く、
動画撮影の大変さも肌で感じてもらうことが出来たかと思います。
編集作業ではIT企業のサイバー感を感じつつも地域に貢献する会社の雰囲気に合った
OPムービーを制作していただきました。
課題5.資産台帳管理システム制作
ローコードツールであるMicrosoft Power Apps を使用し、資産台帳管理ができるアプリを制作しました。
使用者側の目線に立って使いやすいUXを考えながらアプリの制作を進めていました。
また、より使い勝手のよいシステムになるよう、技術の調査をしながら、社内業務の効率化につながる開発を行いました。
課題3からは週5日のうち4日テレワーク、1日出社とテレワークを取り入れて作業を進めていきました。 テレワークでのチーム間の情報共有の難しさもあり、対面で仕事をするメリットにも気付きがありました。
課題3から課題5にかけて、デザインが得意なメンバーはサイトデザインを担当し
動画制作を希望したメンバーは動画制作チームを組んで作業を行い
資産台帳管理システム制作チームはアプリを制作しつつ
手が空いたメンバーはサイトのコーディングを行う・・・といった
6人それぞれの得意分野を活かし、並行して複数の課題に取り組みました。
毎週のように課題発表の場を設けて発表を行ってきましたが、
開志専門職大学の磯西先生からもアドバイスを受けて、プレゼン力が向上していく姿が目に見えて分かりました。
当社の課題に向き合い真摯に解決していく姿は既に社員のようで、とても頼もしく感じました。
5週間という長い期間、実習担当として関わらせていただきましたが、私自身も気づきを得ることが多々ありました。 このような機会をいただきありがとうございました。
この経験が今後の人生のお役に立てることがあれば幸いです。
開志専門職大学 情報学部の皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
<実習担当 小林>